*お名前 TK
*年齢、性別 46歳、男性
*留学時期 2017年1月29日〜2月21日 延世大学校語学堂冬季3週間研修に参加
【学校について】
*留学した学校
延世大学校語学堂
*なぜこの学校を選びましたか?
知人が以前ここで研修し、良かったよと勧めていただいたので。自分でもいくつか語学堂等を調べましたが、
ここの文法をしっかり学ぶというコンセプトが自分にはあっているなと思い、選択しました。
なお、私自身は韓国へは何度か行っていますが、ハングルは理屈としては一応知っているという程度、読み書きはほぼできない(メニューの文字などはゆっくりと読める)という状態です。
*クラスの日本人数、国籍等はどうですか?
私は最も初歩のクラス、レベル1でした。日本人は私を含めて7名、インドネシアの方1名、タイの方1名、
中国の方1名、台湾の方1名、アメリカの方1名という構成でした。
*クラスの雰囲気はどうですか?
日本人が一番大人数でしたが、日本人だけで完全に固まるというわけではなく(もちろん日本人同士、仲良くしていました)、 各国の方と仲良くなり、和気藹々としたクラスになりました。
私自身は明らかに年上のオッサンだったので(男性はアメリカの若い青年と私の2名のみ)、クラスに馴染めるか心配でしたが、ありがたいことに受け入れていただいて、皆さんと楽しく勉強することができました。
*先生はどんな方でしたか?
若い女性の先生でした。最初の2コマと次の2コマで先生が交代します。最初の2コマの先生については、3週間の前半に新しい先生に変わりました。これはおそらくイレギュラーなことだとは思います。
*授業はどんなふうに進んでいきますか?
授業は9時から始まり、50分授業です。10分の休憩が入り、2時間目。2時間目と3時間目の間の休憩時間は20分です。 使用テキストは全部で15課で構成されており、3週間で終了するようになっています。
一つ一つの課の構成ですが、前半がその課で学ぶことを集約した会話文、語彙、文法の説明となっています。
後半は練習問題となります。 授業のおおよその進み方ですが、 最初の2時間は会話文、語彙、文法の部分を学びます。なお、レベル1のテキストの最初の3課は韓国語の発音、ハングルの書き方に充てられています。
次の2時間は練習問題を解いていきます。練習問題はCDの音声や先生の実際の発話を聞いて行うリスニングの問題、例文をもとに生徒同士が会話をする問題、文章を読んで問いに答える読解問題などになります。
3週間の最初の方は1日で1課を終えるような形でしたが、後半になると徐々にペースアップし、
1日の中で1課を終了し、さらに次の課の語彙や文法、練習問題の途中まで進むようになりました。
*印象に残っていたり、楽しかった授業はなんですか?
私は年齢的に語学を学ぶには少々難があるのは覚悟していましたが、最初のうちはとにかく韓国語の発音を聞き分けられない、発音できないというので苦労しました(特に濃音が発音できないのにはへこみました・・・)。しかしこれはとにかく続けるしかないことなので、なんとか頑張りました。
楽しかったというか印象に残ったのは、正規の授業ではないですが文化体験の一環で韓国の歌を習ったことです。私はてっきり伝統的な歌を習うのかと思っていましたが、なんとiKONの歌が課題曲でした。
これは半分くらいがラップで、ただただ口をもごもごさせるだけで精一杯でした(笑)。
*宿題はどんなものがでましたか?量は多いですか?
宿題は、テキストに別添されていたワークブックで、B5サイズで2-3ページです。1時間程度で終わると思います。個人的にはもう少し多いほうがいいなと思いました。
また、毎日3時間目のはじめに「昨日学んだ課の冒頭に掲載されていた会話文の書き取り」のテストがありました。先生が会話文を読み、生徒がそれを書くというものです。ですので、この会話文を覚えることも宿題となります。
さらに4課から13課まで、各課ごとの単語の一覧(A4で1枚)が確か3課終了時に配布されました。
これは毎日4時間目に「前日の課の単語の書き取りのテスト」がありましたので、これも当然宿題として覚えてくることになります。
追加のテキストについては、最終試験が2月20日月曜日に実施されたのですが、その前の週の木曜日に練習問題が配布されました。生徒はそれを持ち帰って解き、金曜日に答え合わせをしました。
さらにリスニングと読解の練習問題も同じく金曜日に行いました。この事前対策はとても参考になりました。
*学校、キャンパスの雰囲気・立地はどうですか?
延世大学校語学堂は、地下鉄2号線新村駅からだと歩いて25分位になるかと思います。
延世大学校のキャンパス内では東の方に位置しますので、語学堂に直接行く方は正門からではなく、セブランス病院沿いに歩いて坂を登っていくルートがいいと思います。
キャンパスは広くていい雰囲気です。地域に開放されており、私が滞在した2017年2月はちょうどポケモンGoが韓国でリリースされた直後で、校内は明らかにポケモンGo目当ての親子が多かったです(笑)。
また観光地的な意味合いも強く、正門からまっすぐ伸びる通りの終点にあるアンダーウッド館周辺では常に誰かが記念写真を撮っていました。 学生会館には食堂や床屋、ネイルサロンなどがありました。学生会館と図書館の間に半地下のスペースがあり、そこには延世グッズと文具のお店、スタバ、パン屋さん、ジュース屋さん、サラダ屋さんなどが入っています。
図書館は24時間オープンしています。中に入るとラーニング・コモンズがあり、そこでPC等を充電しながら勉強することができます。非常に快適です。 しかし土日はラーニング・コモンズがある部分は閉鎖されてしまうので、1Fや6Fなどにある予約制の自習室を使うことになります。
ただ、機器の不具合か、語学堂の学生証で予約できる機械が「土日は閉まってしまう場所」にしかなく、予約ができないという状態でした。閉鎖されていない場所にも機械があるのですが、そこではどうしても予約はできませんでした(係の方に尋ねればよかったなと後悔しています)。
そこで、私は土日は6Fの休憩スペースで勉強をしていました。同じような方も何人かいました。
【滞在先について】
*宿・宿の感想
宿はコシウォンを選択しました。ご紹介いただいたのはRコシウォンです。
語学堂には歩いて15分程度で、立地はいいと思います。賑やかな通りからほんの少し入ったところですが、
通りの賑やかさがあまり聞こえず非常に静かでした。周辺にはダイソー(出て30秒)、ARTBOX(おしゃれな文具・雑貨のお店:同じく30秒)、コンビニなどがあり、こまごまとしたものを入手するには便利でした。
自炊のための食材は、地下鉄2号線新村駅近くのグランドマートに買いに行っていました。ここは惣菜も売っているので、それを買って食べるのもありだと思います。
部屋の広さは3-4畳くらいでしょうか。入って右手すぐがクローゼットと収納の引き出し、その先に作り付けのテーブル、テーブルの上にはテレビ、無線LANのアクセスポイントがありました(最初はコンセントに接続されておらず、電源が入っていませんでした)。
さらにその先に冷蔵庫。電源ソケットは確か4つでした。 入って左手はベッド、壁には収納スペースがありました。ベッドは細めでした。 部屋の奥にはガラスの引き戸で仕切られたトイレとシャワースペースがありました。
ベッドから起きて1秒で机に向かえるというサイズですので、やはり狭いのは狭いです。ただし私自身はあまり気にはなりませんでした。基本図書館で勉強していたということもあると思います。
私が入居した階から一つ上の、管理人室がある階の共同のキッチンには、ご飯(黒米(かな)を混ぜて炊き込んだもの)とキムチ、その他の野菜の惣菜などが常にありました。
ご飯は結構美味しかったです。 汁物もありましたが、タイミングによっては切れてしまうこともありました。
その場合には清掃と調理を担当する方が来るまで汁物がなくなるのが切なかったです(笑)。
*日本にいるときに知っていたら良かったという点やその他注意事項など
個人的には、「足りないものは買えるから」というスタンスで行ったので、最初からなくて困ったということは特になかったです。スリッパも、宿を出て30秒のダイソーで買いました。
強いて言えば、当たり前ではありますが、必要な薬は日本から持っていこう、だと思います。
胃薬でも風邪薬でも、もし飲みなれている薬があるなら持っていくのがいいと思います。
私は風邪に伴うしつこい咳が出ていたので、現地で咳止めの薬を買ったのですが、2種類のタブレットを1日3回飲むというもので、ちょっとびっくりしました。
【最後に】
*弊社の手配・サポートサービスに関するご感想
GO!韓国留学様には、渡航日まであまり時間的余裕がない状態で宿をお願いしたのですが、
非常に迅速かつ丁寧に物件を紹介いただきました。
また初日、空港から宿までの移動に手間取り、予定した時間に到着できない状況になってしまったのですが、
そのときにもLINEで大変丁寧に対応をしていただきました。本当に助かりました。
その後は基本的には私から問い合わせをすることは無かったのですが、「どうにもならない状態には、連絡させていただけるところがある」と思えたのはとても心強かったです(もちろん安易に何でもかんでも質問していいわけではないと、自分を強く戒めていました)。
*韓国留学のご感想
今回意を決して語学堂に入り、ゼロからのスタートを切ることができて、本当に良かったと思います。同じクラスの皆さんとも、一緒に勉強し、分からないと苦しみ(笑)、あるいは一緒に食事をしたりと、久々に学生生活を楽しむことができました。何より、「勉強しかしなくていい」という非常に贅沢な時間を過ごすことができたのが良かったです。日本でも勉強を継続する所存です。
そして、現実にはかなり困難ではありますが、可能なら再度語学堂に入りたいと思っています。 そのときにも、あるいは私の知人が同じような滞在をするときにも、GO!韓国留学様には必ずお世話になろうと思っています。本当にありがとうございました!
TK様、大変詳しく語学堂での様子などお教えくださいましてありがとうございます!
延世大学語学堂への韓国留学を検討している方の、参考になることかと存じます。
引き続き、韓国語学習頑張ってくださいませ。応援しております。
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